中日協力による印象派絵画展、上海博物館で間もなく開幕
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【1月16日 Xinhua News】中国上海市浦東新区にある上海博物館東館で22日、中日両国が協力して開催する「印象・派対:ポーラ美術館コレクション 印象派から現代アートへ」がスタートする。13日には同館に到着したフランス印象派の名画2点、クロード・モネの「国会議事堂、バラ色のシンフォニー」とフィンセント・ファン・ゴッホの「ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋」が開梱(かいこん)された。会期は4月21日までを予定している。
上海博物館が「対話世界(世界との対話)」と銘打って世界の美術館や文化機関と打ち出す大型文化財・芸術展シリーズの一環で、今回は日本のポーラ美術館、日本経済新聞社と共同で開催。近現代の巨匠30人余りの代表作約70点が集まり、モネやルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、マティス、ピカソなどの印象派・ポスト印象派の作品に加え、杉本博司や草間彌生など日本現代アートの大家の作品も展示される。
上海博物館の褚暁波(ちょ・ぎょうは)館長は、2025~26年が中日韓文化交流年であることに触れ、中日両国が協力して印象派の大型展を開催することで、相互理解を深め、共通認識を形成し、協力を促進できると述べた。
神奈川県にあるポーラ美術館は日本を代表する私立美術館で、特に印象派のコレクションで知られる。野口弘子館長はビデオメッセージで、同美術館にとって初めての大規模な海外展覧会であり、館蔵の貴重な芸術作品の粋を集めたとし、同展を通じて文化芸術の魅力がより多くの中国の人々に伝わってほしいと期待を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News