粤港澳大湾区の天然ガス専用トンネルが供用開始 中国広東省
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【1月24日 Xinhua News】中国広東省の深圳白石嶺トンネルが20日、粤港澳大湾区(広東省・香港・マカオグレーターベイエリア)の天然ガスパイプラインとして供用を開始し、大湾区に新たなエネルギー輸送ルートが誕生した。建設は交通インフラ大手、中国鉄建傘下の中鉄十八局集団が担った。
全長6・35キロの白石嶺天然ガスパイプライン調整プロジェクトは、粤港澳大湾区総合国家科学センター建設の重点プロジェクトで、うち6・1キロを占める同トンネルは全線の重要工事となる。
トンネルは8本の断層破砕帯を通過するため、工事の難度が高い。安全を確保するため、建設チームは直径5・33メートルの全断面硬岩トンネル掘削機を採用。トンネル掘削による岩石への影響を効果的に軽減し、安全かつ円滑にトンネルを貫通させた。
白石嶺天然ガスパイプライン調整プロジェクトの供用開始は、粤港澳大湾区のエネルギー輸送主要ルートをさらに整備して、地域の天然ガスエネルギー供給を保障し、地域経済と社会の質の高い発展を促進するうえで重要な意義を持つ。(c)Xinhua News/AFPBB News