中国西部青海省で越冬する水鳥 今冬は前年より約1.6倍増の5万7000羽以上
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【2月1日 CGTN Japanese】青海省林業草原局によると、中国西部の青海省でこのほど、省内の26の水鳥の棲息地で越冬する水鳥の一斉モニタリングが実施されました。総走行距離3087キロに及ぶ今回のモニタリング作業で、越冬水鳥が6目10科42種57298羽確認されました。なお、2024年同期に確認された6目9科38種21675羽で、個体数は164.4%増加しています。
モニタリングされた越冬水鳥には、国家一級保護鳥類のオグロヅル4羽とオジロワシ24羽、国家二級保護鳥類のオオハクチョウ、コブハクチョウ、ミコアイサ、マガン、サカツラガン、クロヅル、ハジロカイツブリ、トキハシゲリの8種類計1784羽が含まれており、オグロヅルやクロヅルなどは、今年青海省で初めて確認されました。
ほかにも、ウミアイサ、アジサシ、クイナ、エリマキシギ、サカツラガンなども確認されました。
また、同省循化サラ族自治県の黄河流域では、モンゴル国オヴス県の標識が付いたオオハクチョウ1T83が再び記録され、青海省黄河流域で越冬する姿が14年目連続で確認されました。モニタリング機関はこれまで、30羽のオオハクチョウに位置情報トラッカーを装着しており、モニタリングを通じて、青海省で越冬するオオハクチョウは、主にモンゴル国と新疆ウイグル自治区巴音(バイン)河流域の繁殖した個体群のものであることが判明しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News