【2月7日 Xinhua News】中国天津市の税関は5日、同市の昨年の貿易額が前年比1・3%増の8115億6千万元(1元=約21円)になったと明らかにした。輸出は3913億7千万元、輸入は4201億9千万元で、年間輸出額は初めて3900億元台に達し、過去最高を記録した。

 同市の年間貿易額は4年連続で8千億元以上の高水準を維持している。民間企業の業績は目覚ましく、貿易額は前年比4・6%増の3692億元で、同市貿易額の45・5%を占め、最大の貿易事業者に躍進した。外資企業の貿易シェアは44・4%で、産業構造の高度化が進んでいる。国有企業の貿易額は7・9%増加し、各種貿易事業者の中で最も高い伸び率を示した。

 同市の貿易ネットワークは232の国と地域に及んでいる。貿易パートナーのトップ5は欧州連合(EU)、米国、東南アジア諸国連合(ASEAN)、韓国、日本で、貿易額の6割を占めている。昨年、同市は中東、アフリカ、中央アジア5カ国などの新興市場開拓をさらに進め、貿易額はそれぞれ21%、37・3%、41・6%増加した。「一帯一路」共同建設国との貿易額は4%増の3771億5千万元となった。(c)Xinhua News/AFPBB News