【2月13日 CGTN Japanese】中国が主導して制定された国際基準「ブランド評価 観光都市」(ISO 11778:2025)がこのほど、国際標準化機構(ISO)の承認を経て正式に発表されました。

 この国際基準は世界の観光都市のブランド評価についての基本的な枠組みや評価の基準とプロセスについて説明し規定しています。また、観光資源、観光インフラ、観光サービスの利便性、環境の持続可能性、安全性、関係者の評価、観光客数、財務パフォーマンスなどの指標を通じて、世界のさまざまな観光都市の異なる特徴や等級について評価を行うことにより、消費者の参考にしてもらうためのものです。

 この国際基準が発表されたことは、観光都市のブランドとしての影響力とコアな競争力の向上、各国の都市間の交流と協力の増進、観光都市の質の高い発展につながるものとみられています。

 中国はISOのブランド評価委員会(ISO/TC 289)の下で率先して「ブランド評価 観光都市」という国際基準づくりを提案するとともに、世界観光都市連盟の支援の下、ISOの観光および関連サービス委員会(ISO/TC 228)と共同でこれを推進し、オーストリア、イタリア、ポルトガル、スペイン、米国などの専門家と協力して、国連世界観光機関など各関係者の経験を踏まえ、共同でこの国際基準を制定し、発表に至ったものです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News