【2月14日 Xinhua News】中国鉄鋼大手、宝武鋼鉄集団傘下の宝山鋼鉄と同傘下のアルミ製造企業、宝武鋁業科技、日本の神戸製鋼所は13日、上海で自動車用アルミ板材の合弁会社、宝鋼神鋼汽車鋁板(上海)有限公司(略称:宝神鋁板)を正式に設立した。登録資本金は10億元(1元=約21円)となっている。

 アルミは自動車軽量化の重要材料で、自動車電動化の急発展で、自動車用アルミ板材は市場拡大のチャンスを迎えている。中国の自動車用アルミ板材市場は2024年の44万2千トンから27年には65万7千トンに急増すると予想されている。合弁会社は宝山鋼鉄と神戸製鋼所の技術開発基盤や企業管理能力、マーケティングサービスシステム、環境に優しく効率的な生産システム、グローバル市場戦略に依拠し、高級車用アルミパネルの供給能力を高めるとしている。

 宝山鋼鉄の鄒継新(すう・けいしん)董事長は合弁会社について、各社の優位性による相互補完を実現し、グリーン(環境配慮型)・低炭素の産業変革トレンドに適応するのに役立つと強調した。(c)Xinhua News/AFPBB News