【2月15日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の山東泰山は14日、ホームで11日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリートの試合中にファンが韓国の軍事独裁者の写真を掲げたとして、対戦相手の光州FC(韓国)に謝罪した。

問題の試合では、不特定数の地元ファンが韓国の元大統領で独裁政権を敷いた故・全斗煥(チョン・ドゥファン)氏の写真を掲げた。全氏は1980年に起きた光州事件で蜂起を残虐に弾圧し、「光州の虐殺者」と呼ばれた。

山東は、「試合中のスタンドで一部のファンが無許可で行った行動に深いショックを受けた」との声明を発表。問題のサポーターはスタジアムを永久に出入り禁止となり、「法に従って」警察に処理されたとしたが、処罰の詳細や出入り禁止となったファンの人数は明かさなかった。

「一部のファンの不適切な行動により、光州FCに与えた損害についておわびする」と謝罪し、クラブに罰金が科された場合は関与したファンに対して法的措置を取るとも付け加えた。(c)AFP