【2月17日 CGTN Japanese】第9回アジア冬季競技大会(冬季アジア大会)が14日、中国東北部黒竜江省のハルビンで閉幕しました。サウジアラビア選手団のアフマド・ビン・ドゥワイヒ団長は、記者のインタビューに応じた際、「中国はアジア各国に言葉では言い表せないほど素晴らしい冬季スポーツ大会を開催してくれた」と評価し、次回冬季アジア大会の開催国として、サウジアラビアは中国の経験を学び、サウジアラビアでのウィンタースポーツのより良い発展を推進していきたいとの考えを示しました。

 アフマド・ビン・ドゥワイヒ団長は「ハルビンに来る前から、ワクワクしていた」と述べました。彼はこれまでに何度も中国を訪れてスポーツ大会に参加したことがあり、どの大会も準備の質が高く、印象的だったとして、「ハルビン冬季アジア大会は間違いなく最高の大会の一つだった」と述べました。

 今回の冬季アジア大会には、アジアの34の国と地域から1200人余りの選手が参加し、史上最多の参加国と選手数を記録しました。サウジアラビアは初めて代表団を派遣しました。サウジアラビア選手団の8人の選手はカーリングとアルペンスキーの2種目に出場し、冬季アジア大会でのデビューを果たしました。

 アフマド・ビン・ドゥワイヒ団長は、「中国はウィンタースポーツ大国で、豊富な大会運営経験と高い組織レベルを備えている。中国とサウジアラビアは経済、文化、スポーツなど、さまざまな分野で緊密に協力している」と述べ、ウィンタースポーツの面で中国との交流と協力を深め、中国の経験を学び、それを参考にして、サウジアラビアのウィンタースポーツがよりいっそう発展するよう推進していきたいとの考えを示しました。

 アフマド・ビン・ドゥワイヒ団長はまた、スポーツ大会は異なる文明間の交流と相互参照の推進に重要な役割を果たしているとの考えを示し、「私は今、中国人に会うと進んで『ニーハオ』と言い、中国語で感謝を表すことができる。こうしたことはスポーツ大会を開催する上での重要な意義だ」と述べました。

 2029年冬季アジア大会の開催地となるトロヘナはサウジアラビア北西部で開発中の未来都市ネオムの一部であり、敷地面積は約60平方キロメートル、標高は1500~2600メートルで、冬の気温は0度以下に下がることもあり、スキーシーズンは3カ月ほどで、大会関連のウィンタースポーツ施設は2026年に完成する予定だということです。アフマド・ビン・ドゥワイヒ団長は、「トロヘナは気候に恵まれ、準備作業は着々と進められている。大会開催時にはきっと皆さんを驚かせるだろう」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News