小児性愛者の元外科医、孫娘への性的虐待を自白 仏
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【3月1日 AFP】子どもを中心とした患者299人に対する性的暴行やレイプの罪に問われているフランスの元外科医ジョエル・ル・スクアルネック被告(74)は、2月28日の公判で、実の孫娘に性的虐待を加えていたと認めた。
フランス史上最大級の児童性的虐待とされる本件の裁判は、西部バンヌで2月24日に始まった。
犯行は1989~2014年に複数の病院で、麻酔から覚めた時や手術後の検査中に行われたとみられている。被害者のうち256人は15歳未満。
被告は公判で、長男の娘(12)を性的に虐待したと自白。「孫娘に対する性的虐待行為を認める」と述べた。
AFPはプライバシーに配慮して被告の子や孫の名前を非公開としている。
被告は2020年、めい2人を含む子ども4人を性的虐待した罪で有罪となり、既に服役している。
被告は、被害者の名前、年齢、住所、性的虐待の内容を詳細に記録。メモの中で、自身を「重度の性的倒錯者」で「ペドフィリア(小児性愛者)」と表現している。
28日の公判では、2017年に被告のパソコンから児童ポルノ画像約30万枚を発見したことについてビデオリンク方式で証言した女性警察官が、泣き崩れる場面もあった。(c)AFP