【3月2日 AFP】トルコの非合法武装組織クルド労働者党(PKK)は1日、刑務所で服役中の指導者アブドラ・オジャラン氏がPKKに解散と40年以上にわたる武装闘争の終結を求めたのに呼応し、トルコとの停戦を宣言した。

レジェプ・タイップ・エルドアン大統領は和平プロセスを支持しているが、PKKが解散の約束を守らない限り、トルコはPKKに対する戦いを続けると警告した。

親PKKのANF通信社によると、PKKの執行委員会は「(オジャラン氏の)和平と民主社会への呼び掛けを実現するため、きょうから停戦を宣言する」と発表した。

オジャランが今週、PKKの解散と武装解除を呼び掛けたのに対し、同委は「呼び掛けの内容に同意し、それを順守し実行する」「攻撃を受けない限り、われわれの部隊は武装行動を取らない」とした。

トルコ、米国、欧州連合(EU)によってテロ組織に指定されているPKKは、1984年から武装闘争を続けている。

当初の目的は、トルコの人口8500万人のうち約20%を占めるクルド人の独立国家建設だったが、最近では独立よりも、より多くの自治権や文化的・言語的権利を求めている。(c)AFP