「イラン枢軸と戦う手段」ネタニヤフ氏、弾薬提供再開でトランプ氏に謝意
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【3月3日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は2日、バイデン前米政権が停止していた爆弾の供給を再開したドナルド・トランプ米大統領に対し、謝意を表明した。
ネタニヤフ氏は英語のビデオ声明で「ドナルド・トランプ氏は、ホワイトハウスにおいてイスラエルがこれまでに持った中で最高の友人だ」「滞っていたすべての弾薬をわれわれに送り、それを証明した。このようにして彼は、イランを中心としたテロの枢軸に対抗する手段をイスラエルに与えてくれている」と述べた。
ネタニヤフ氏は先月、イスラエルを訪問したマルコ・ルビオ米国務長官との会見でも同様の発言をし、米国の支援を受けて「イランとの戦いを完遂する」と述べた。
ルビオ氏は1日、イスラエルに約40億ドル(約6000億円)の軍事支援を迅速に行う宣言に署名したとし、バイデン前政権によるイスラエルへの部分的な武器禁輸は解除されたと述べた。
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの他、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやイエメンの親イラン武装組織フーシ派など、イスラエルおよび米国に対抗する武装勢力について、イスラエルは「テロの枢軸」と呼び、イランは「抵抗の枢軸」と呼んでいる。(c)AFP