中国の科学者 細菌による抗腫瘍原理を初めて解明
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【3月8日 CGTN Japanese】中国科学院深セン先進技術研究院と中国科学院上海栄養健康研究所の研究チームはこのほど、細菌による抗腫瘍の重要な原理を初めて解明し、細菌を利用して悪性腫瘍を治療するための新たな方法を提供しました。この研究成果は4日、国際学術誌「セル」に発表されました。
中国の科学研究者は、ある特殊な合成菌株を構築することで、合成細菌が結腸がん、メラノーマ、膀胱がんなど多くの疾病の動物モデルにおいて優れた治療効果を発揮することを解明しました。細菌はいかに腫瘍を抑えるのか、体の免疫システムに「敵」として排除されないのか、細菌と腫瘍の間に何が発生したのかについて、研究チームは8年をかけて、腫瘍と細菌の間の「対話メカニズム」を解明し、この治療法を多種類の動物モデルで検証しました。その結果、このような合成生物改造細菌がさまざまな腫瘍の成長、再発、転移を著しく抑制することが分かりました。
この研究成果は、細菌による腫瘍治療分野における理論的な空白を埋めるだけではなく、合成生物技術を利用して、細菌を的確に改造することに理論的な指針を提供し、将来のがん治療に新たなソリューションを提供するとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News