「狂気と憎悪の党」米ホワイトハウス、トランプ氏やじった民主党批判
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【3月6日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領が連邦議会で行った施政方針演説に民主党議員が激しく抗議したのを受け、ホワイトハウスは5日、民主党を「狂気と憎悪の党」と非難した。
トランプ氏は4日夜の施政方針演説で、自身の急進的な政策を喧伝するとともに連邦政府の官僚機構に対する攻撃を自賛。政権は「始まったばかりだ」と述べた。
共和党議員らはほぼすべての発言に拍手喝采したが、演説の途中で抗議が始まった。
民主党議員の一人はつえでトランプ氏を指しながらやじを飛ばすのをやめなかったため、退場させられた。
他の民主党議員らは「虚偽」「それはうそだ」と書かれたプラカードを黙って掲げていた。
多くの民主党員が「1月6日!」と声を上げる場面もあった。これはトランプ氏が2020年大統領選の敗北を認めなかった後、同氏の支持者らが連邦議会議事堂を襲撃した日を指すものだ。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は5日の記者会見で、「民主党は狂気と憎悪の党であることを自ら露呈した」「昨夜の民主党の行動はまったく恥ずべきものであり、彼らが米国民からいかにかけ離れた存在であるかを示している」と批判。
「あの素晴らしい議場での大統領演説史上、最も恥ずべき瞬間だった」「わが国にとって団結の瞬間となるはずだった時に、民主党議員らは米大統領に怒鳴りちらしたのだ」と続けた。(c)AFP