シリア暫定政権「軍事作戦」終了を発表 少数派市民殺害1000人超に
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【3月11日 AFP】シリア暫定政権は10日、追放されたバッシャール・アサド前大統領を支持する勢力に対する「軍事作戦」の終了を発表した。
国防省のハッサン・アブドル・ガニ報道官は、地中海沿岸のラタキア、タルトゥス両県における治安上の脅威や「旧政権の残党」に対する大規模な「軍事作戦」を同日、終了したと表明した。
英国に拠点を置くシリア人権監視団は、6日以降、民間人1068人が治安部隊や暫定政権支持派の戦闘員によって「処刑」されたと報告している。殺害された大多数は、アサド前大統領が属するイスラム教少数派アラウィ派の市民だった。
アラウィ派コミュニティーの中心地となっている地中海沿岸部での殺りくは、アサド一族による数十年にわたる強権支配が終焉(しゅうえん)を迎え、脆弱(ぜいじゃく)な移行期にあるシリアを混乱に陥れる恐れがある。
国防省の発表に先立ち、アハマド・シャラア暫定大統領は演説で、「いかなる外国勢力、国内勢力であれ、混乱や内戦に引きずり込むことを許さない」と強調。「民間人の流血に関与した者、国家の権限を逸脱した者については厳格に、かつ一切の容赦なく責任を追及する」と述べていた。(c)AFP