美容室に現れ、立ち去らない「僧侶」…韓国・祈祷料33万ウォン+交通費6万ウォン、正体は詐欺師?
発信地:韓国
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韓国・北朝鮮
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【03月11日 KOREA WAVE】韓国・忠清南道牙山市(チュンチョンナムド・アサンシ)の美容室に、僧侶を装った男が現れ、偽の占いと祈祷料名目で39万ウォン(約4万2900円)をだまし取る事件が発生した。放送局JTBCの番組「事件班長」が報じた。
2月26日午後2時ごろ、客のいない美容室に僧侶がやって来た。店主は「ここは美容室ですよ」と伝えた。
店主は以前に「僧侶にはともかく少額でも渡した方がよい」と聞いたことがあるため、1万ウォン(約1100円)だけ手渡した。
しかし、僧侶は立ち去らず、「ペンと紙を持ってきて」と要求し、「生年月日は?」などと占いを始めた。
僧侶は「夫を大切にしなさい」「子どもは福をもたらす存在」など、誰にでも当てはまる言葉を並べ立てた後、3枚のお守りを渡し、計33万ウォンを振り込むよう要求した。
店主は「お金がない」と断ったが、男は「払え」と強要し、その場で振り込ませた。
さらに「交通費も出せ」と迫り、店主の財布にあった6万ウォン(約6600円)を奪い取るようにして持ち去った。
僧侶は釜山(プサン)の寺院に所属していると名乗り、名刺を残していたが、電話をかけても応答はなかった。
後にネット検索で見つけた携帯番号にJTBCの取材班が連絡すると、男は「お守りを作った正当な対価だ」「店主は10倍の功徳を得た」と開き直った。
店主は「だまされたのが悔しく、家族にも言えなかった」と涙ながらに語った。ネット上では「僧侶の姿をしただけの詐欺師」と怒りの声が上がっている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News