【3月14日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区のイリ・カザフ自治州にある病院から、カザフスタン最大の都市アルマトイにいる専門家に向け、難度の高い肝移植手術の模様をライブ配信する試みが行われた。両国間の新たな医療技術協力モデルとなる。

 同自治州の伊寧市にある自治州友誼医院が市内の辺境経済協力区に構えた施設で、外科チームが、エキノコックス症患者の「体外肝切除と自家肝移植」という高度な手術を成功させた。手術の模様は第5世代移動通信システム(5G)クラウドビデオプラットフォームを通じ、アルマトイにある国立外科科学センターの肝腎移植専門チームに向けてライブ配信された。

 7人の専門家が最先端技術を駆使し、15時間以上かけて病巣の完全切除と血管再建を成功させた。患者の術後は安定している。カザフスタンの専門家チームは手術の全過程をオンラインで観察し、中国側と遠隔で意見を交換した。(c)Xinhua News/AFPBB News