【3月22日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は21日、ジョー・バイデン前大統領らの機密情報へのアクセス資格「セキュリティークリアランス」を取り消すという脅しを実行に移した。

セキュリティークリアランスを取り消されたのは、バイデン氏とその家族、2024年大統領選でトランプ氏に敗れたカマラ・ハリス前副大統領、2016年大統領選でトランプ氏に敗れたヒラリー・クリントン元国務長官、アントニー・ブリンケン前国務長官、ジェイク・サリバン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)。

ホワイトハウス広報室が連邦機関の長に宛てた内部文書で、トランプ氏はこれらの人物の機密情報へのアクセスをこれ以上認めてはならないと述べた。

大統領や国家安全保障担当者は退任後もセキュリティークリアランスを保持するのが慣例となっており、これが天下りに役立っていると指摘する声もある。

だが、トランプ氏はバイデン氏が2020年大統領選を盗んだとの虚偽の主張を続けており、今なおバイデン氏への攻撃を頻繁に繰り返している。(c)AFP