サウジ監督、日本の手加減なしと予想 アジア最終予選
このニュースをシェア

【3月25日 AFP】サッカーサウジアラビア代表のエルベ・ルナール監督は24日、チームが2026年W杯北中米大会出場に向けて厳しい最終局面を迎えているものの、すでに本大会出場を決めている日本からの何らかの恩恵は期待しないと述べた。
サウジアラビアはアジア最終予選のグループCで3位につけており、残り3試合で2位のオーストラリアを勝ち点1差で追いかけている。
グループ首位と2位のチームは、米国、メキシコ、カナダで開催される来年のW杯に直接進出できるが、3位と4位のチームはさらなる予選ラウンドに臨むことになる。
首位を独走している日本はすでに出場権を獲得しているが、ルナール監督は25日の試合で日本がアクセルを緩めるとは考えていない。
ルナール監督は日本代表について、「彼らが規律正しいことは知っている。哲学も分かっているので、この試合を100パーセントでプレーするのは疑う余地がない」と述べた。
ロベルト・マンチーニ前監督の解任後、昨年10月に2度目の就任を果たしたルナール監督の下、サウジアラビアは前節中国を1-0で下して今予選では5試合ぶりの勝利を飾り、4位以下のインドネシア、バーレーン、中国に勝ち点3差をつけている。日本戦の後は、敵地でバーレーン、さらにホームでオーストラリアとの対戦が控えている。
指揮官は「非常に強いチームと対戦することはわかっているが、残りはわずか3試合なので、われわれにとって非常に重要だ」「タフな試合をする準備が必要だが、サッカーでは自分自身を信じ、自分たちの予選通過を信じなければならない」と述べた。
一方で日本の森保一監督は会見で、上田綺世と守田英正がそれぞれ所属クラブに帰還している中で、サウジ戦では選手の入れ替えを行うと話している。また、三笘薫はこの日トレーニングを欠席しており、試合出場が危ぶまれている。
会見に同席した主将の遠藤航は「あしたの試合、大事なのは戦術的もだが、やっぱり気持ちの部分」とし、「相手は追い込まれた状況で、何がなんでも勝たなきゃいけない、勝ち点3が欲しい状況で、自分たちもそれ以上に強い気持ちを持って、これからW杯優勝を目指すチームになるんだというところを前面に出して戦わなきゃいけない」と続けた。(c)AFP