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【03月25日 KOREA WAVE】遺産相続を巡り争っている義兄夫婦が虚偽の情報で夫を「洗脳」し、夫婦関係を引き裂かれた韓国の女性が名誉毀損での訴訟を検討している。韓国の放送局JTBCの番組「事件班長」が17日に伝えた。

女性によると、義兄と夫は5年前に父親の遺産を巡って対立。義兄はすでに財産を受け取っていたが、母親の死後、家も相続しようと企てた。夫が反発すると、義兄夫婦による「洗脳」が始まった。

ある日、義兄夫婦が女性の家に押しかけ、「この女には5年以上同棲していた男がいた」「結婚後も何度も妊娠と中絶を繰り返していた」と夫の前で非難を浴びせた。

女性は当然否定したが、夫は義兄の家を訪れた後、態度が急変。「本当に潔白なら証拠を出せ」と言い出した。女性が産婦人科の記録などを取り寄せても、「どうにでも隠ぺいできるだろう」と疑い続けた。

また、義兄夫婦は親戚を集め、「この女はうそをついている」と侮辱。中高生のおいやめいの前で屈辱を受け、女性は心療内科に通うほど追い詰められた。そして離婚を決意した。

弁護士によると、虚偽の事実を広め社会的評価を下げた場合、家族間でも名誉毀損罪が成立する。慰謝料など損害賠償請求も可能で、女性の離婚訴訟にも有利に働く可能性があるという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News