「神の建築家」ガウディ、聖人候補に認定 ローマ教皇
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【4月15日 AFP】ローマ教皇庁(バチカン)は14日の声明で、スペイン・バルセロナの聖堂サグラダ・ファミリアの設計者で、「神の建築家」とも呼ばれるアントニ・ガウディについて、聖人候補として認定したと発表した。
バチカンによると、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇がガウディの「英雄的な美徳」を認め、「尊者」とする宣言を許可した。
カトリック教会では「尊者」とされた後、「福者」と宣言され(列福)、その後に聖人の列に加えられる(列聖)。
バルセロナ大司教のフアン・ジョセップ・オメラ枢機卿は「この知らせは喜びだ。彼の建築作品だけでなく、もっと重要なものが認められたことでもあると思う」と歓迎した。
1926年に亡くなった先見的で敬虔(けいけん)な建築家ガウディの審査を、カトリック教会が開始したのは2003年。20年後の2023年、オメラ枢機卿はガウディの列聖を後押しするため、宗教関係者と一般信徒から成る組織を設置していた。(c)AFP