PSGが欧州CL4強入り アストン・ビラの反撃しのぐ
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【4月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグは15日、準々決勝第2戦が行われ、パリ・サンジェルマン(PSG、フランス)は2-3でアストン・ビラ(イングランド)に敗れたが、2戦合計スコア5-4で準決勝に進出した。
PSGはアクラフ・ハキミとヌノ・メンデスが27分までに得点し、第1戦で得た3-1のリードをさらに広げて準決勝進出へ順調に進んでいた。
しかし、ビラもユーリ・ティーレマンスのゴールで前半のうちに1点を返すと、後半早々にジョン・マッギンとエズリ・コンサが連続ゴールを決め、これで試合の流れは一変。PSGは最後は相手の猛攻に耐える形になったが、守護神ジャンルイジ・ドンナルンマの活躍もあって2016-17シーズンのような大逆転は許さなかった。
アストン・ビラのウナイ・エメリ監督は、2017年に現PSG指揮官のルイス・エンリケ監督が指揮するバルセロナが第1戦の0-4敗戦から2戦目で6-1の奇跡の勝利を挙げた際、PSGを率いていた。今回も勝利したのはエンリケ監督だったが、同時に揺るぎないように見えたリードも失いかけた。
エンリケ監督は「この試合はさらに成長し、もっと強いチームになる機会と捉えなくてはならない」と言った。
試合開始前には、有名なチャンピオンズリーグのアンセムではなく、ヨーロッパリーグのアンセムが流れる珍事もあった。アストン・ビラは1983年以来、今季が久しぶりの欧州最高峰の舞台への復帰だった。
好調を維持し、さらにリーグ優勝をすでに決めてチャンピオンズリーグに集中できるPSGにとって、今大会は初優勝のかつてないチャンスになる。準決勝の相手はアーセナル(イングランド)かレアル・マドリード(スペイン)だが、第1戦に3-0で勝利したアーセナルとの激突になる可能性が高い。(c)AFP/Kieran CANNING