【4月17日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグは16日、準々決勝第2戦が行われ、アーセナル(イングランド)はレアル・マドリード(スペイン)のスーパースターたちと数々の逆転劇の歴史を退けて2-1で勝利し、2戦合計スコア5-1で通算3度目の準決勝に進出した。

先週ホームで行われた第1戦で3-0の勝利を挙げていたアーセナルは、08-09シーズン以来の準決勝でパリ・サンジェルマン(PSG、フランス)と対戦する。

アーセナルは、前半にPKを外したブカヨ・サカが65分に先制点を奪取。一方、直後にビニシウス・ジュニオールが同点弾を挙げた通算15回の優勝を誇るレアルだったが、その後は得点差を詰めることはできなかった。

その中で、これまで大会制覇の経験がないアーセナルは終了間際にガブリエウ・マルティネッリが決勝点を奪った。

初戦で2本のFKを決めたアーセナルのデクラン・ライスはTNTスポーツに対し「苦しむと分かっていたが、勝つことも分かっていた。このクラブにとって特別な夜、歴史的な夜だ。この大会を優勝したい」と述べた。

昨季のリーグ戦とチャンピオンズリーグで2冠を達成した時より脆弱(ぜいじゃく)なレアルは、アーセナルの堅固な守備に対してほとんどチャンスをつくれなかった。守護神ティボー・クルトワは「アーセナルが優れていて負けたことを受け入れなければ」と述べると、カルロ・アンチェロッティ監督は「サッカーの幸せな部分を何度も経験してきたが、きょうは悲しい部分を経験した」と続けた。(c)AFP/Rik Sharma