【4月17日 AFP】英最高裁が16日に、「女性」の法的定義は出生時の性別に基づくもので、性別認識証明書を持つトランスジェンダー女性は含まれないとの判断を下したことを受け、活動家は、トランスジェンダー女性が女子スポーツに参加することが許される「言い訳はない」と述べた。

今回の決定は、ジェンダークリティカル派の活動家にとって大きな勝利であり、女子スポーツに関連する参加基準に影響を与える可能性がある。

慈善団体「セックス・マターズ」のキャンペーンディレクターであるフィオナ・マカニナ氏はこの判決を歓迎し、公平性と安全性のために重要だと述べた。

マカニナ氏は英AP通信に対し「トランスを自認する男性を女子カテゴリーに参加させているスポーツ統括団体は、もはや言い訳はできない」とし、「けさ、裁判官たちはスポーツの公平性について言及した。法律は常に、女性と少女のために公平で安全なスポーツを提供するために、すべての男性を排除できると明確にしていたが、一部の人々はそれが不親切または複雑だと主張していた。それはどちらでもなく、すべての女性にとって公平性と安全性のために不可欠だ」と述べた。

自転車競技や水泳、陸上競技を含む多くのスポーツ統括団体は、トランスジェンダー競技者を事実上禁止するために規制を厳格化している。

またドナルド・トランプ米大統領は2月、トランスジェンダーのアスリートが女子競技に参加することを禁止する大統領令に署名した。(c)AFP