再び負傷の王者マルティン、「ゆっくりながらも着実」に快方へ MotoGP
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【4月18日 AFP】13日に行われたロードレース世界選手権、第4戦カタールGPのMotoGPクラス決勝で転倒した昨季王者のホルヘ・マルティン(スペイン)について、所属チームのアプリリアは17日、「ゆっくりながらも着実に」快方に向かっていると明らかにした。
マルティンはルサイル・インターナショナル・サーキットで行われたレース中にマシンを滑らせて転倒し、すぐ後ろを走っていたプルタミナ・エンデューロVR46レーシングチームのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(イタリア)と接触した。
アプリリアによると、マルティンは肋骨(ろっこつ)を骨折し、肺の周辺には血液と空気がたまっているという。
チームは声明で、「当該ライダーの臨床状態は、サーキットの医療センターおよび搬送されたハマド総合病院での検査の結果、ゆっくりながらも着実に改善している」と述べた。
さらに、「胸膜と肺に損傷があるため、肺の再膨張を可能にするための即時のドレナージが必要であり、現在は経過観察中である。肋骨の骨折は著しい痛みを引き起こし、基本的な身体活動にも制限を加えている」と明かした。
オフシーズンにプラマック・レーシングからアプリリアに加入したマルティンは、テスト中の別の事故により今季開幕から3レースを欠場していた。
今後も複数レースを欠場することになるとみられており、次週の第5戦スペインGPではロレンツォ・サバドーリ(イタリア)が代替出場する。(c)AFP