中国、利益損なう貿易協定に「断固反対」
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【4月21日 AFP】中国商務省は21日、他国が中国の利益を損なう形で米国と貿易協定を結ぶことには「断固反対」するとし、そうした事態が起きれば対抗措置を取ると警告した。
米トランプ政権の新政策により、他の国が一律10%の関税を課されたのに対し、中国は多くの製品に最大145%の高関税を課された。中国は報復として、米国からの全輸入品への関税を125%に引き上げ、両国は本格的な貿易戦争に突入している。
そうした中、一部の国は現在、米国との間で関税引き下げ交渉を行っている。
中国商務省はこの日の声明で、米国との取引を求める国に対し、「融和は平和をもたらさず、妥協が尊重されることはない」とし、そうしたアプローチは「最終的には両側で失敗し、他国に害を与える」として、中国の利益を損なうような取引をしないよう警告した。
さらに「わが国の利益を損なう形で取引を行ういかなる国にも断固反対する」と述べ、「仮にそのような状況が発生した場合、中国は決してそれを受け入れず、断固として対抗措置を取る」とした。(c)AFP