【4月25日 AFP】ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は24日、オンラインで公開された米CBSニュースのインタビューで、ロシアはウクライナとの合意に「応じる用意がある」と述べた。

ラブロフ氏は、ドナルド・トランプ米大統領が和平交渉に言及していることについて触れ、「われわれはそれを実現する用意がある。ただし、交渉にはまだ微調整が必要な具体的な事項がいくつか残されている」と語った。

さらに「正しい方向に進んでいることを示す兆候がいくつかある」とも付け加えた。

一方、少なくとも12人が死亡したウクライナの首都キーウへの新たな空爆について問われると、ラブロフ氏は「軍事目標や、軍が使用している民間施設のみを標的としている」と主張。「もしウクライナ軍が使用しているものであれば、(ロシア)国防省や現地の司令官にはそれを攻撃する権利がある」と続けた。

今回のキーウへの攻撃では、ここ数か月で最多となる死者が出た。これを受けてトランプ氏は同日、ウラジーミル・プーチン大統領に対して異例の批判を行った。

トランプ氏はSNSへの投稿で「ロシアによる攻撃は不快だ。不必要で、非常に悪いタイミングだ。ウラジーミル、やめろ!」と述べた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、キーウへの致命的な攻撃を受け、訪問中だった南アフリカから急遽帰国した。(c)AFP