【5月1日 AFP】パキスタン政府は4月30日、インドが同国北部パハルガムで起きた民間人襲撃事件を口実にパキスタンへの軍事攻撃を計画していることを示す「情報」を入手していると明らかにした。

インド北部カシミール地方のパハルガム近郊で先週、武装集団が観光客に銃を乱射し、多数が死亡した。インドはパキスタン側に非があると主張しており、両国関係は一段と悪化している。

上級レベルのインド政府筋はAFPに対し、ナレンドラ・モディ首相が29日の非公開会議で、軍に「作戦の全権」を与えて事件への対応を指示したと語った。

これに対し、パキスタンは事件への関与を否定している。

同国のアタウラ・タラル情報相は30日朝に出した声明で「インドがパハルガム事件を偽りの口実として、24~36時間以内の軍事攻撃を企図していることを示す信頼できる情報を得ている」とし、「いかなる軍事行為も決定的な対応に直面することになるだろう」と警告した。

イシャク・ダル外相は、パキスタン側から攻撃を仕掛けることはないとしている。(c)AFP/Zain Zaman Janjua with reporters in New Delhi