【5月1日 AFP】韓国軍合同参謀本部は1日、北朝鮮が先日公開した駆逐艦はロシアが支援している可能性があるとの見方を示した。

北朝鮮は先日、5000トン級の新型駆逐艦「崔賢(チェ・ヒョン)」を公開。一部の専門家は、短距離戦術核ミサイルの搭載も可能だと指摘している。

韓国軍合同参謀本部の報道官は会見で、「公開された武器や装備を見ると、ロシアから技術や資金、またはサポートを受けた可能性がある」とし、「より詳細な分析を行っている」と明らかにした。

北朝鮮は4月28日、ウクライナへの攻撃を支援するためロシアに部隊を派遣したことを初めて認めた。さらに北朝鮮とロシアは今週、両国間で初となる道路橋の着工を発表した。

北朝鮮の国営メディアは今週、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が2日間にわたって行われた「崔賢」のミサイル試射の初日を視察した際の様子を報じた。金氏は、「海軍艦艇への核兵器の装備を加速させる」措置を講じるよう指示したとされる。

北朝鮮側は、同駆逐艦は「最強の武器」を装備しており、「年明けには運用を開始する」としている。(c)AFP