中国、対米貿易交渉で「正義」守ると表明
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【5月7日 AFP】中国は7日、スイスで予定されている米国との貿易交渉で「正義」を守ると表明した。両国の交渉は、ドナルド・トランプ米大統領が広範な関税措置を発動し、世界市場を揺るがした後初めて。
米国の財務省および通商代表部(USTR)によると、同国側からは責任者としてスコット・ベッセント財務長官とジェミソン・グリアUSTR代表が出席する。
中国外務省によると、中国側の責任者としては何立峰副首相が出席する。
中国商務省は、この交渉で中国は「正義を守り」、自国の道義を堅持すると表明した。
同省の報道官は、「米国側が交渉によって問題を解決したいのであれば、一方的な関税措置が自国と世界に及ぼす深刻な悪影響を直視しなければならない」「米国が言行不一致をしたり、あるいは交渉を装って中国への強要や脅迫を続けようとしたりするなら、中国は決して同意しない」と主張。
中国は「いかなる合意を求める場合でも、自国の道義に基づく立場と国際的な公平性、正義を犠牲にすることはない」と表明した。(c)AFP