ハマス、人質1人解放へ 米との直接交渉の一環
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【5月12日 AFP】イスラム組織ハマスは11日、パレスチナ自治区ガザ地区で拘束している米国とイスラエルの二重国籍の人質1人を解放すると発表した。また、ガザでの停戦に向け、米国と直接交渉中であることを明らかにした。
ハマスは声明で、米国との二重国籍を持つイスラエル兵士エダン・アレクサンダーさん(21)が、停戦と援助物資の搬入再開に向けた取り組みの一環として解放されると述べた。
アレクサンダーさんの家族は、「近日中に」解放される可能性があると知らされたと話している。
ドナルド・トランプ米大統領は、ソーシャルメディアへの投稿で「画期的なニュース」と歓迎し、「誠意ある行動」と表現。「これがこの残虐な紛争を終わらせるために必要な最後のステップの一つであることを願っている」と述べた。
ハマス関係者の一人は米国との協議について、「特にガザへの援助の流入」と、人質とイスラエルが拘束するパレスチナ人の交換の可能性について「進展があった」と指摘。別の関係者も「ガザでの停戦」に関して進展があったとしている。
一方、イスラエルの攻撃は続いており、ガザの民間防衛機関は、11日に幼い子ども4人を含む少なくとも12人が死亡したと報告した。(c)AFP/AFP team in Gaza with Pierre-Henry Deshayes in Jerusalem