【5月16日 CGTN Japanese】米マイクロソフト社の創業者ビル・ゲイツ氏はこのほどCNNのインタビューを受け、「米国の関税政策は多くの不確実性をもたらし、各業界に大きな影響を与えている」と懸念を示しました。

 ゲイツ氏は、新しい工場を建設するには、2日間か4年間の政策だけでなく、今後20年の政策を理解する必要があるとし、「現在の関税政策は人々から認められていないし、綿密な議論もされていない。このような不確実性は投資の展開につながらない」との見解を伝えました。

 ゲイツ氏はまた、オープンソースソフトウェアが普及した今の世界では、人工知能(AI)技術が世界中に開放され、これらの技術を完全に独占しようとする考えは現実的ではないと訴え、米国が中国に対する技術封鎖は全く逆の効果を招き、中国の科学技術の進展を制限するどころか、チップ製造などの分野で中国の急成長を押し上げたとの考えを示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News