シナーが決勝進出 宿敵アルカラスと激突へ イタリア国際
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【5月17日 AFP】テニス、イタリア国際は16日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのヤニック・シナー(イタリア)は1-6、6-0、6-3で第11シードのトミー・ポール(米国)を退け、カルロス・アルカラス(スペイン)との決勝に駒を進めた。
世界ランキング1位のシナーは、満員の観客の前で1セットダウンから逆転勝利を収め、大会初制覇に向けて歩みを進めた。
この日は珍しくスロースタートとなった後、ドーピング違反による3か月の出場停止処分から復帰したセンターコートの舞台で再び本来のプレーを取り戻し、マッチ連勝記録も26に伸ばした。
シナーは決勝で第3シードのアルカラスと激突する。昨年10月に行われた中国オープンの決勝ではアルカラスがシナーに最後の黒星をつけており、全仏オープンでは両者が再び決勝で相まみえることが期待されている。
今大会でシナーが優勝すれば、男子イタリア勢では1976年のアドリアーノ・パナッタ以来のローマ大会制覇となる。
一方、通算4度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るアルカラスは、強風のコンディションを乗り越えてシナーの同胞ロレンツォ・ムゼッティを6-3、7-6 (7-4)のわずか2時間あまりで下し、今シーズン4度目の決勝進出を決めた。
ムゼッティは先月のモンテカルロ・マスターズ決勝でもアルカラスに敗れており、この日も精彩を欠くプレーでアルカラスに5連敗を喫した。(c)AFP