ハリウッドスターら、ガザ「ジェノサイド」抗議署名に続々賛同 370人超
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【5月17日 AFP】ハリウッドスターら映画関係者が、パレスチナ自治区ガザ地区での「ジェノサイド(集団殺害)」に業界が沈黙している事態を公開書簡で非難している。この署名運動には続々と賛同者が集まり、370人を超えたと主催者が16日、明らかにした。
カンヌ国際映画祭で15日に初上映されたドキュメンタリー映画『Put Your Soul on Your Hand and Walk』に出演していたパレスチナ自治区ガザ地区のフォトジャーナリスト、ファティマ・ハスナ氏(25)は、ガザ北部の自宅でイスラエルの空爆を受け、親族10人と共に亡くなった。同書簡は、ハスナ氏が殺害された件についても非難している。
これまでに署名したのは、俳優のリチャード・ギアさんやスーザン・サランドンさん、マーク・ラファロさん、ハビエル・バルデムさん、レイフ・ファインズさん、ペドロ・アルモドバル監督、リューベン・オストルンド監督、マイク・リー監督、ジュスティーヌ・トリエ監督、コスタ=ガヴラス監督ら。
主催者によれば、さらに、俳優のホアキン・フェニックスさん、ルーニー・マーラさん、ペドロ・パスカルさん、リズ・アーメッドさん、ガイ・ピアースさん、ギレルモ・デル・トロ監督、ジム・ジャームッシュ監督、デヴィッド・クローネンバーグ監督、アルフォンソ・キュアロン監督、マイケル・ムーア監督らも名を連ねている。
今年のカンヌ映画祭で審査委員長を務めているフランス人俳優のジュリエット・ビノシュさんは当初、この署名運動から距離を置いているように思われたが、主催者によれば、署名に加わったという。
ビノシュさんは同映画祭が開幕した13日には、「彼女(ハスナ氏)は今夜、私たちと共にいるはずだった」と述べ、「世界中の芸術家たちは日々闘い、抵抗を芸術に変えている」とスピーチ。
また、2023年10月7日のハマスによるイスラエル越境攻撃で拉致された人質についても言及していた。(c)AFP