2ストップのモナコGP、フェルスタッペンが「クレイジー」なレース予想
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【5月23日 AFP】25日に決勝が行われる25F1第8戦モナコGPでは、2回のピットストップを義務づける新ルールに各チームがどう対応するか決める必要がある中、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは「完全にクレイジー」なレースになる可能性があると予想した。
モナコGPの市街地サーキットは狭く、バリアーに囲まれて追い越しが非常に難しく、通常は1回のタイヤ交換しか行わずにマシンが列をなすだけの展開が多いことから、今回のルール変更はレースを活性化させる目的で導入された。
フェルスタッペンは22日の記者会見で、「どちらに転ぶかはわからない」「かなり単調な展開になるかもしれないし、セーフティーカーの影響で完全にクレイジーなものになるかもしれない。正しい判断が必要だ」との見解を示した。
さらに、「通常、1ストップの場合は、良いピットストップができれば万事大丈夫で、そのまま最後までいける。ただ集中を切らさずにバリアーにぶつからないようにするだけだ。だけど、2ストップだと違った展開が生じるかもしれない」「いつピットインするのが正しいか、みんな賭けに出たり推測したりするだろう」と語った。
選手権4連覇中のフェルスタッペンは、この華やかな地中海の市街地コースで2度優勝しているものの、昨季は6位に終わった。先週末のエミリアロマーニャGPでは優勝したにもかかわらず、マシンはこのサーキットに適していないと懸念している。
モナコGPでは例年通り、土曜日(24日)の予選が結果を左右する可能性が高いものの、今回は追加のピットストップというスパイスが加わる。
フェルスタッペンはまた、「予選でクルマから最大限を引き出せるようにマスターするのが本当に難しいトラックだ。オーバーテークもかなり難しい。だから予選がより重要なんだ。このトラックは狭くてデコボコしていてチャレンジングだ。伝統もあって誰もが勝ちたいと思っている。特別な場所だ」「今回は戦略や戦術の面でより多くの機会があり、賭けに出てくるチームもあるかもしれない。それで面白くなるだろう」と語った。(c)AFP