【5月27日 AFP】北朝鮮外務省は、ドナルド・トランプ米大統領が発表した新ミサイル防衛システム「ゴールデンドーム」について、「非常に危険な」脅威であり、宇宙の軍事化を目指していると非難した。国営メディアの朝鮮中央通信(KCNA)が27日に報じた。

外務省は、米国の構想について「核兵器保有国の戦略的安全保障を脅かすことを目的とした非常に危険な『脅威をもたらす構想』」だと指摘。

「新ミサイル防衛システムを構築する米国の構想は、核兵器保有国の安全保障上の懸念を刺激し、宇宙を潜在的な核戦争の場に変えることで、世界的な核および宇宙兵器競争を引き起こす根本原因となる」としている。

トランプ氏は先週、新ミサイル防衛システムの詳細と初期資金について発表。「わが国の成功と存立にとって非常に重要」だと述べた。(c)AFP