【6月5日 CGTN Japanese】中国北西部に位置する寧夏ホイ族自治区では最近、新エネルギーと呼ばれる太陽光発電や風力発電などの非化石エネルギーによる1日当たりの発電量が同自治区全体の当日の電力使用量を連続して上回る状態です。同自治区は中国の省級行政区の中で初めて新エネルギー発電により、電力の総使用量を充足することを実現しました。

 5月28日には新エネルギー発電量が過去最大の3億5400万キロワット時で、同自治区の発電量全体に占める割合は56%を超えました。

 寧夏ホイ族自治区は中国初の新エネルギー総合開発モデル区であり、今年5月時点で新エネルギー発電の設備容量は4527万キロワットで、発電容量全体の60%に達しました。グリーン電力の域外送電規模の割合は、中国全国でも上位です。

 同自治区の過去5年間にわたる新エネルギー発電設備の容量の年平均成長率は12.57%で、2019年には41.2%だった新エネルギー発電設備の発電設備全体に占める割合は、現在までに60%にまで上昇しました。また、風力発電が石炭火力発電に次ぐ規模の発電方式になりました。太陽光発電は、発電量が最も急速に伸びています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News