米中首脳が電話会談、関税とレアアースめぐり協議で合意
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【6月6日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は5日、電話で会談し、関税と世界のレアアース(希土類)供給をめぐる全面的な貿易戦争を防ぐために協議を行うことで合意した。
両首脳による電話会談が公表されたのは、トランプ氏が1月に政権復帰して以来初めて。
トランプ氏は約1時間半行われた電話会談について、「非常に前向きな結論」に達したとして、両者が直接会うことに合意したと述べた。一方、中国政府はより控えめな声明を発表し、習氏が関係の「軌道修正」の必要性について言及したと伝えた。
トランプ氏は、財務長官、商務長官、米国通商代表を含む高官チームが近く中国当局者と会談すると述べた。
また、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「習主席はファーストレディーと私を中国に招待してくれた。私も同様に招待した」と明かし、会談の日時と場所は後日発表すると述べた。
一方でトランプ氏は、電話会談ではロシアのウクライナ侵攻については議論されなかったと述べた。米国は長らく中国がロシアに影響力を行使して戦争を終結させることができると期待している。
「会話のほとんどは貿易に集中していた」とトランプ氏は述べ、両首脳はレアアースをめぐる問題の解決を目指していると付け加えた。(c)AFP