【6月13日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は米FOXニュースに対し、イスラエルによる一連のイラン空爆について、事前に計画を把握していたと語った。また、イランが「核爆弾を持つことは許されない」と強調した。

イスラエルは13日、イランの核関連施設や軍事拠点を含む約100か所の標的に対する空爆を実施した。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イラン中部ナタンツの核施設を標的にした作戦を実施したと述べた。一方、イランのメディアは、イラン軍のモハンマド・バゲリ参謀総長と革命防衛隊(IRGC)のホセイン・サラミ司令官が死亡したと報じた。

FOXニュースによると、トランプ氏はイスラエルの作戦について事前に把握していたとし、「イランが核兵器を持つことは許されない。われわれは交渉のテーブルに戻ることを望んでいる。どうなるか見てみよう」と述べた。またトランプ氏は「イランが報復した場合、米国は自国とイスラエルを守る準備ができていると述べた」という。

さらにFOXニュースによると、トランプ政権はイスラエルによるイラン攻撃について事前に少なくとも一つの中東の同盟国に伝えていたが、米国は攻撃に関与していないという立場を改めて強調した。

マルコ・ルビオ国務長官は12日、米国は「イランに対する攻撃には関与しておらず、われわれの最優先事項は中東地域における米軍の安全確保だ」「明確にしておくが、イランは米国の利益や要員を標的にすべきではない」と述べた。(c)AFP