【6月15日 AFP】米首都ワシントンで14日、陸軍創設250周年を祝う大規模な軍事パレードが挙行された。同日はドナルド・トランプ大統領の79歳の誕生日にも当たる。

トランプ氏は、戦車がごう音を立てて通過し、航空機が頭上を飛び交い、兵士約7000人が行進する中、立ち上がって敬礼した。こうした大規模なパレードは、米国では数十年ぶり。

観衆からはホワイトハウス前の巨大なステージに立つトランプ氏に向け、「USA! USA!」の歓声が上がった。

軍事パレードはロシア・モスクワや北朝鮮・平壌では一般的だが、ワシントンではまれだ。しかし、トランプ氏は1期目からパレードを望んでいた。

4500万ドル(約65億円)をかけてのスペクタクルは、21発の礼砲で始まり、空から降下した陸軍の「ゴールデンナイツ」空てい部隊による旗の贈呈が続いた。トランプ氏が座るステージの前には2台の巨大なエーブラムス戦車が配置された。

その後、歴代の軍隊と軍事装備が通り過ぎ、日本軍、ドイツ軍、中国軍、ベトナム軍に対する過去の戦争の勝利がアナウンスされた。

トランプ氏は何度か敬礼し、夫人のメラニア氏やピート・ヘグセス国防長官と時折言葉を交わした。(c)AFP/Danny KEMP and Ben TURNER