ピアストリ 同士討ちノリスの謝罪受け入れ カナダGP
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【6月16日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレンのオスカー・ピアストリは15日、今季第10戦カナダGP決勝の終盤に、追い抜きを狙った際に誤って接触してきたチームメートのランド・ノリスの謝罪を受け入れた。
接触は70周で行われるレースの67周目で発生。ノリスは選手権争いのライバルでもあるピアストリをオーバーテークしようとしたが、狭まっていくスペースに突っ込んで、ピアストリのマシンの後部にぶつかり、自身のマシンのフロントウイングを損傷した。ノリスはリタイアとなったが、ピアストリはレースを続行して4位でフィニッシュした。
ピアストリは「誰にとっても理想的じゃない」「実際にアクシデントを見ていないから、何が起きたか正確には分かってないけど、ランドが全責任を負ったならそれが現実だと思う」と述べた。
ノリスとの競り合いについては「フェアだったけど、ターン10に入るところで(ノリスが)大きな動きを見せた。シケインでは自分のポジションを守った。激しいのは間違いないけれど、そこまではクリーンだった」と述べ、「悪い意図があったとは思わない。本当に不運だっただけだと思う」と続けた。
「僕らは世界選手権を争っていて、チームがレースをさせてくれることにとても感謝している。これがその点で何かを変えるとは思わない」
一方でノリスは「誰のせいでもなく自分のせい。だから、チーム全体、そしてオスカーにも、少しばかげたことしようとしたことを謝罪する。彼のレースを台無しにしなくてよかった」と述べ、「この上なく愚かだ。でもそれがレースで、自分の問題だ。だから、今夜は寝て、みんなに謝罪して、進んでいくつもりだ」と続けた。(c)AFP