プーチン氏、和平交渉の「最終段階」でのみゼレンスキー氏と会談と発言
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【6月19日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は19日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談する用意があるが、それはあくまで3年にわたる紛争終結に向けた交渉の「最終段階」に限ると述べた。
プーチン氏はまた、ゼレンスキー氏の5年の任期が戒厳令の下で終了しているため、同氏には和平協定に署名する権利がないと示唆した。ウクライナはこの主張を根拠のないプロパガンダだとして一蹴している。
プーチン氏はサンクトペテルブルクでAFPを含む外国人記者に「現在の紛争を終わらせるだけでなく、同様の状況が長期的に再発しない条件を作り出す解決策を見つける必要がある」と語った。
「ゼレンスキーを含め、誰とでも会う用意はある。問題はそこではない。もしウクライナ国家が交渉を特定の人物に委ねるのであれば、それはゼレンスキーでもいい」と述べる一方、それは「最終段階でのみ行うべきだ。無限に物事を分け合うのではなく、終止符を打つために」と付け加えた。
和平交渉はここ数週間で停滞しており、プーチン氏は攻勢を終わらせるための最大限の要求を突きつける一方で、ゼレンスキー氏との個人会談への出席を拒否している。
ウクライナはロシアが意図的に和平努力を妨害し、紛争を長引かせていると非難している。(c)AFP