【6月20日 AFP】イランは19日、国際原子力機関(IAEA)が、イスラエルによる「侵略戦争のパートナー」として行動していると非難した。

イランとイスラエルの交戦が始まる前、IAEAは調査への協力が不十分だとしてイランを非難。IAEA理事会は、核拡散防止条約(NPT)に基づく義務の「不履行」を理由にイランを非難する決議案を採択した。

イラン外務省のエスマイル・バカイ報道官はX(旧ツイッター)で、IAEAのラファエル・グロッシ事務局長に向けて、「あなたは核拡散防止体制を裏切り、IAEAをこの不当な侵略戦争のパートナーにした」と述べた。

グロッシ氏は18日、フランスの国際ニュース専門テレビ局「フランス24」の取材に対し、「イランはウランを軍事レベル近くまで濃縮している世界で唯一の国だが、核兵器の製造に向けた直接的な取り組みがあるかどうかは判断できない」と述べた。(c)AFP