【2月21日 AFP】オランダの伝説的なサッカー選手のヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏が、選手と監督の両方で係わりのあるオランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)に復帰することになった。

 現地19日に緊急会議を開いたアヤックス首脳は翌20日、クライフ氏を筆頭とする新たなテクニカル部門を創設することを明らかにした。また現在の首脳陣を刷新することとなり、ヨン・ヤーケ(John Jaakke)会長が、シーズン終了を待たずにクラブを去ることも明らかにされた。

 クライフ氏は「スポーツディレクターや会長、または監督に就任することはない。ただクラブの再建に携わり、良い方向へ変えていくだけだ。アヤックスは私のチームであり、成績が悪くチャンピオンズリーグに出場できないことは悲しいことだ。チームが良い方向へ向かえるように力を貸して行きたい」と語っている。

 クライフ氏が、欧州選手権2008(Euro 2008)終了後にオランダ代表監督から退くことが決まっているマルコ・ファン・バステン(Marco van Basten)監督を、チームの新監督として招聘するのではないかとの報道もなされている。

 ここ数年のアヤックスは、ライバルのPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)の後塵を拝し、2003-04シーズンを最後にリーグ優勝を収めていない。2007-08シーズンでも第25節を終え、首位のPSVに勝ち点9差をつけられている。(c)AFP