【8月7日 AFP】6日に行われたサッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)の決勝トーナメント1回戦で、スウェーデンに敗れた米国のミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)が、PKを外したのは「ひどいジョークのよう」だと話した。

 前人未踏のW杯3連覇を目指した米国だったが、壮絶なPK戦の末に大会を去ることになった。今季限りでの現役引退を表明している38歳のラピノーは、交代でピッチに入り、PK戦ではキックを外した。

 国内外で長く女子サッカーの顔を務めてきたラピノーは、米放送局FOXスポーツ(Fox Sports)による試合後のインタビューで、涙をこらえながら「まるでひどいジョークのよう。個人的にはブラックコメディー。PKを外してしまった」と話した。

「この美しいスポーツには、こういう側面もある。残酷だし、きょうは私たちの日ではなかった」

 ラピノーとともに、2015年大会、2019年大会の連覇に貢献したアレックス・モーガン(Alex Morgan)も、落胆した様子で「とにかく打ちひしがれている。悪い夢みたい。チームは今夜、全力を尽くしたし、圧倒していたように思うが、そんなことはどうでもいい」とコメントした。

「結局、私たちは家へ帰ることになった。サッカーというスポーツでは、いいときも悪いときもあるが、最高の気分ではない。今は受け入れるのが難しい」 (c)AFP/Martin Parry with Simon Evans