【7月30日 AFP】(更新)男子テニス、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は29日、自身の進退について「五輪後」に決断を下すと明かした。

 長年のライバルであるノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に1-6、4-6で敗れたパリ五輪の試合後、「この大会が終わってから、自分の気持ちと感覚に基づいて必要な決断を下すつもり」と語った。

 ナダルは今季もけがに悩まされ、パリ五輪はわずか7大会目の出場となっている。世界ランクは161位まで落ち込み、14度の優勝を誇る全仏オープン(French Open 2024)で初の初戦敗退に終わった後は、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)を欠場して五輪に集中していた。

 ナダルは「もしもう戦える力がないと感じれば、やめる決断を下す」と述べ、「この2年は多くのけがに苦しんできた。続けるだけの競争力がないと感じたり、体力的に難しいと感じたりすればやめることにする」とした。

 ナダルは今大会、カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)とのペアで男子ダブルスにも出場しており、金メダル獲得の可能性を残している。(c)AFP/Dave JAMES