シリア治安部隊、アラウィ派の民間人745人殺害か 前政権支持勢力と衝突
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【3月9日 AFP】英国に拠点を置くシリア人権監視団は、暫定政権の治安部隊と同盟勢力がここ数日間で、イスラム教少数派のアラウィ派の民間人745人を殺害したと報告した。治安部隊は8日には、地中海沿岸のアラウィ派の中心地に大規模展開した。
暫定政権側と、アラウィ派に属するバッシャール・アサド前大統領に忠実な武装勢力の衝突は6日に発生。以来、民間人の殺害が続いていると住民は話している。
シリア人権監視団は、地中海沿岸のラタキア県とタルトゥス県でアラウィ派の市民745人が殺害されたと報告。犠牲者は、治安部隊や政権支持派の戦闘員によって「処刑」され、「家屋や財産の略奪」も行われたという。
監視団の情報によれば、戦闘で新政府の治安部隊125人と親アサド派戦闘員148人も死亡。民間人を合わせると、6日以降、この地域での暴力による死者数は1018人となった。
国営SANA通信社は、治安部隊が秩序を回復するためにラタキア、さらに南のジャブレとバニヤスにも展開したと報じた。
国防省のハッサン・アブドル・ガニ報道官は、治安部隊がアサド支持者による攻撃があった地域を「再び制圧した」と述べた。(c)AFP