【4月2日 AFP】米政府は1日、フィリピンへのF-16戦闘機20機と関連機器の売却を承認したと発表した。総額は推定55億8000万ドル(約8350億円)に上る。この売却は、中国との緊張が高まる中、同盟国フィリピンへの支援の一環と位置付けられている。

米国務省は今回の売却について、「東南アジアにおける政治的安定、平和、経済発展にとって重要な戦略的パートナーであるフィリピンの安全保障を向上させるものだ」と説明した。

さらに、フィリピン空軍の海上領域認識能力と、敵の防空網を無力化する能力が向上することにもつながるとしている。

国務省の報道官によると、この取引はフィリピン側が正式な承諾を示す書簡に署名し、提出した後に最終決定される。(c)AFP