【3月3日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2日、英メディアに対し、同国大統領としての自身を交代させるのは容易ではないと述べた。一方で、戦禍で荒廃した祖国の北大西洋条約機構(NATO)加盟と引き換えならば、辞任する用意はあるとの考えを改めて示した。

2月28日に米ホワイトハウスで行われたドナルド・トランプ大統領とゼレンスキー氏の会談が決裂したのを受け、米共和党内では、ゼレンスキー氏辞任もやむなしとの見方が浮上している。

ゼレンスキー氏はしかし、「現在の状況や、(自身への)支持を考えると、私を交代させるのはそう容易ではないだろう」「単に選挙を行うだけでは不十分だ。私が出馬しないようにする必要がある。これはやや難しいだろう。私と交渉する必要がある」と語った。

その上で「私は、NATO(加盟)と引き換えならば(辞任する)と言った。そうすれば、私の使命は完遂する」と述べた。(c)AFP