2015年に採択された地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は、産業革命以降の気温上昇を2度未満、できれば「さらに低く」抑えることを目標としています。しかしこのままでは、4度の上昇に向かっています。国連のアントニオ・グテレス事務総長は2021年2月、各国のゼロエミッションの誓約を認めた上で「各国政府の熱意は、気温上昇を1.5度に抑えたり、パリ協定の目標を達成したりするために必要なレベルにはほど遠い」と述べました。SDGsの目標の一つ、「気候変動に具体的な対策を」ではこうした状況への取り組みが求められています。